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仔犬の社会化

仔犬は生まれた後、外界に対する反応を変化させ、 週齢に応じた必要な事柄を学びながら成長します。 どのような生物でも同じような変化がありますが、 家庭犬として生を受けた仔犬たちに適切な刺激を与え、 外向的で友好的に(臆病や攻撃的ではなく)育て、 人と共に問題無く生活していけるようにしてあげたいものです。

仔犬の成長過程に於いて必要な時期に適切な事柄や環境を経験 できるように配慮してあげましょう。 こういった事がうまくできなかった仔犬でもその後時間をかけて 学ばせていくことが可能な場合もありますが、多大な労力と努力が 必要となります。 うまく社会化できなかった場合は、失われた気質を よく理解してくれるような環境で育てなければいけなくなります。

重要な時期というのは仔犬によって違うのですが、 新しい時期に入るとあるサインが見受けられる様です。 変化はおおよその週齢ですので、 仔犬の反応の様子を見ながら次のステップに進むようにしてあげてください。

生まれた週を一週目、一日目とします。

<1ー2週目> 1ー14日目
仔犬の必要なものは母犬が全て与えます。 特別に考えのない限り、特に何もしなくて大丈夫です。
<3週目> 15ー21日目
目が開きはじめます。 仔犬同士の触れ合い そしてわずかですが 人との触れ合いを必要とします。 見る、聞く、嗅ぐ、味、感じるなどの感覚が備わってきます。 仔犬にとっては、こういった感覚が突然現れるわけですから、 非常に重要な時期な訳です。 明るさや暗さ、物音などの突然の変化は感情形成に影響してくるかもしれませんので 気をつけましょう。 お産箱は動かさないようにします。 環境の変化は嫌いますので仔犬を仲間から離したり、 離乳は避け、悪いことが起こらないように注意します。
<4ー6週目> 22―42日目
人になつき始めるので、注意を引き付けるようにします。 仔犬の順位付けが行われているようでしたら仔犬を分けないようにし、 人に注目させます。 注意を引くことで支配性と服従性のバランスがよくなります。 良し悪しにかかわらず、習慣はこの時期に身につきます。 習慣としてのトイレトレーニングを開始しましょう。 離乳を開始します。 母親は教育上まだ離しません。 生活音や活動に慣らし始めます、 いろいろな音を聞かせることで音響シャイになることを防ぎます。 母親は6週目の終わりには完全に離せます。 リードに慣らしたり、グルーミング テーブルに乗せて、 口や足を見たり ブラッシングの練習を始めます。 足の爪は早い内からこまめに切る様にしましょう。
<7ー11週目> 43―77日目
人との社会化、母親の代り、トレーニングが必要です。 恐怖や苦痛などの経験は避けるようにします。
8週目は恐れの時期です − 獣医さんには行かないようにしましょう。 仔犬を新しい家に連れていくのには適しません。
10週目になると もっと変化に適応できるようになります。 他の仔犬から離すか、グループの入れ替えをします。 あまり長い間、仔犬同士にしておくのは良くない事です。 家族やいろいろな人達から愛情や注意を引かれる様にしたり、 子供達と遊ばせたり(見張っていれば)、外の世界を経験させたり、 他の動物(犬も含む)と引き合わせたりして 人や犬との社会性を築きます。 優しく断固な訓練、トイレ トレーニング、オビディエンス等 も始められます。 ケージやサークル以外での拘束、例えば何かに縛り付けたりするような 事はしないようにします。 この期間に人から離されると、一生 不適応な犬になってしまいます。
おおむね12週目までに出会ったものが危険なものでないと理解できれば 将来、拒否反応を起こす事も少なくなります。 とても柔軟性に富んだ時期です。
<12ー15週目>
仔犬がこれまで経験してきた結果が現れます。 この期間に必要なことは今後、一生必要です。 トレーニング、愛情、訓練、人や犬との社会性等。 オビディエンスやショーのトレーニングも開始します。 気晴らしも構いませんが、悪い方向には行かないように。 放浪癖が発達してきます。 歯を当てたり、服に噛付いたり、 いたずらを見つけては、人を支配しようとします。
<少年期 - 犬種や個体によって異なります>

<4ー5ヶ月から1歳半位まで>

放浪僻が強くなってきます。 新しい状況を恐れるようになります。 ですから新しいトレーニングなどを恐がるかもしれません。 この時期は成犬になるまで続きます。 これまで行ってきたやり方を続けましょう。 この時期は又、性的にも成熟していく為でもあります。
<成年期>

<1ー4歳位まで>

群れの中で上位を狙うようになります。 犬によっては支配性を増す場合が有ります。 トレーニングを続け、自分の位置を常に確認させます。

重要な時期を把握し、スケジュールにそって仔犬を育てることで、 素敵で、機敏で、人との社会に適した幸せな犬に育てる事ができる事でしょう。

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