ミニチュア シュナウザーのトリミングミニチュア シュナウザーも数あるトリミング犬種のうちの一つです。 ショーの時の為のトリミング、そして、ペットとして飼い易いための トリミングと、大きくいえば2つあります。
ミニチュア シュナウザーを図鑑などでご覧になったことがあるかと おもいますが、髭、眉毛、両足が長めに残してあり、他の部分は すっきりと見えると思います。 ほとんどの場合、こういった本に載せる ミニチュア シュナウザーはショー用のトリミングがされているものです。
ミニチュア シュナウザーのコートは固いワイアー状のコート とスタンダードで 述べられていますが、この固いコートを作るためには、ストリッピングと呼ばれる 毛を抜く作業が必要です。 毛は抜かれることによって、発毛が促進され、 新しく生えてきた毛は固いとなります。 固い毛を持つことで、 ミニチュア シュナウザーは自分の身体を守るのです。納屋の番人として、 活躍してきた歴史をうかがわせます。
しかし、ペットとして家庭で可愛がる分には、なにもストリッピングなんか しなくても、クリッパー(バリカン)で刈ってしまえば楽だし、いいじゃないか! と言う方には、ペットカットとして、クリッパーで刈ってしまう方法もあります。 クリッパーで刈っても外見のシルエットは同じように作るのが基本です。
ただし、クリッパーで刈ってしまった場合は、コートは柔らかく、色も本来の 色とは違ってしまい、大体が薄ぼやけた色になってしまいます。
さて、ここではストリッピングをして、犬種本来の姿を作っていく方法をご紹介 していきたいと思います。
ストリッピング
一口にストリッピングとは言っても、実はただ抜けば良い訳ではなく、状態や毛の 伸び具合を考えながら行わなければなりません。 それ程、こだわらないが、固い コートの方がいいかなー という方には、一度で全て抜いてしまうやり方、 また、ショーに出すときには いくつかのステージに分けて行う抜きかたが あります。
準備
ストリッピングを始める前に、まず自分のミニチュア シュナウザーの健康状態を確認 しておいてください、身体のほとんどの被毛を抜いてしまう訳ですから、ある程度の ストレスはかかります、そして コートが十分伸びてきているという事もストリッピング を始める前の確認事項でもあります。 ミニチュア シュナウザーのコートはある程度の 長さになると被毛のライフサイクルの終盤になり、抜け易くなります。この状態を デスコート(死毛)と呼びますが、この状態になっていれば犬もあまり痛がらずに 作業が出来ます。
ステージごとのストリッピング
同じ毛でも、生えている場所によって成長速度が違いますし、最終的にどの位の 長さにしたいかを考えてステージを分けていきます。長めに作りたい場所は先に、 そして、短めにしておきたい所は後に抜く、という具合です。 とは言っても長い歴史のある犬種ですから、各ステージもすでに考えられていて、 人によって若干の違いはありますが、大まかにはいっしょです。
あとは、自分の趣味でちょっと変更するのも楽しいかもしれません。
ステージ 1
第1ステージでは後頭部から肩甲骨に及ぶ約2cmのラインと、腰の上(十字部と言う)以外のボディー、
そして太股の外側を抜きます。
肩甲骨から真下に下がったラインから前の部分と、十字部はまだ残します。 しっぽの上と先、それと
しっぽの前2cm位も抜きます。
腰の上にお皿を乗せたように残っているので、おかしな感じがします。
首からボディーにかけてはほとんど痛がる事もなくすんなりいきましたが、皮膚の柔らかい部分
(脇腹や太股のお尻に近いところ)はちょっと痛かったみたいです。
コートがしっかり伸びきってくるとほとんど痛くなくすむとのことです。
ステージ 2
第2ステージでは残しておいた十字部と首から肩甲骨、そして脇にかけてを抜いていきます。
やっぱり柔らかいところがちょっと痛いみたいです。 脇のところが嫌だった様です。

ステージ 3
第3ステージは首の残りとボディーの前の胸まで部分を抜きます。
ここまでくると残っているのは頭と胸で、ほとんどはげちょびん状態です。
第1ステージで抜いた所はうっすらとアンダーコートが生えてきてます。
ステージ 4
第4ステージで頭、顔、胸を抜きます。 特に顔の部分は表情が変わってしまうほど
微妙な部分で、この辺が腕の見せ所だそうです。 どちらかと言うと芸術的なセンスが必要ですね。
まだまだ自分ではこのラインどりは難しそうです。 目の間の毛も抜くのですが、ここはとても嫌がりました。
やっぱり恐いし、痛いですよね。
とりあえずストリッピングはこの時点で終了です。 あとはハードコートが生えて来るのを待ち、
アンダーコートを処理すれば、一人前のミニチュア シュナウザーが出来上がるはずです。
毛をほとんど抜いてしまったので当たり前なのですが、抜毛などまったくと言うほど無く、体臭もほとんど無いので、
とても飼いやすい状態です。 ただ最初に抜いたあとの2ー3日は突然の変化で寒いですので
気を付けてください。 冬のストリッピングで風邪を引かせたくは無いですよね。
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